マブスへ移籍したクレイ・トンプソン…ウォリアーズは背番号11の永久欠番入りを発表
マブスへ移籍したクレイ・トンプソン…ウォリアーズは背番号11の永久欠番入りを発表
7月2日(現地時間1日)。ゴールデンステイト・ウォリアーズは、チーム在籍13シーズン(実働11シーズン)を終えたクレイ・トンプソンが、3チーム間のサイン&トレードでダラス・マーベリックス移籍に合意したことを受けて声明を発表した。
この日報道された3チーム間のサイン&トレードは、マブスがトンプソン、シャーロット・ホーネッツがジョシュ・グリーン、ウォリアーズはドラフト2巡目指名権2本をそれぞれ獲得するというもの。
34歳のトンプソンは、2011年のドラフト1巡目11位でウォリアーズから指名されたウイングプレーヤー。ルーキーシーズン(2011-12)の途中から先発へ定着し、キャリア4年目の2014-15シーズンから7シーズン連続(途中2シーズンはケガのため全休)で平均20.0得点以上を残した。
ステフィン・カリー、ドレイモンド・グリーンとの生え抜きビッグ3としてウォリアーズの中心選手となった男は、オフボールから軽快な動きでスクリーンをかいくぐるなどしてオープンになり、味方のパスからクイックリリースでショットを決めていき、2022-23シーズンには3ポイントシュート成功301本、昨シーズンはフリースロー成功率92.7パーセントでそれぞれリーグトップに立った。
レギュラーシーズン通算793試合で平均32.6分19.6得点3.5リバウンド2.3アシストに3ポイント成功率41.3パーセントで平均3.1本をヒット。3ポイント成功2481本は球団史上2位(NBA歴代6位)、通算1万5531得点は同6位にランクインしている。
また、声明のなかで「13年間で1クォーターにおけるNBA歴代最多得点(37得点)や1試合のNBA歴代最多3ポイントシュート成功(14本)など、数々のNBA記録を樹立しました」とチーム側が発表しているとおり、その爆発力も見事だった。
ウォリアーズの主力として4度の優勝を飾ったトンプソン[写真]=Getty Images
ウォリアーズの主力として4度の優勝に大きく貢献し、5度のオールスター、2度のオールNBAチーム、1度のオールディフェンシブチーム入りした男へ、ウォリアーズは永久欠番にすることを発表している。
「クレイのレガシーはこの先もずっと生き続け、いつの日かチェイス・センター(ホームアリーナ)にて、ウォリアーズの歴史に名を刻んだ選手たち、そして彼を含む近年の王朝を築いた選手たちと共に彼の背番号11が永久欠番として飾られる日を楽しみにしています。我々はクレイの貢献に感謝し、彼の旅における新たなチャプターに向けて幸運を祈っています」
2024-25シーズンの開幕日や試合日程はまだ発表されていないものの、トンプソンがマブスのユニフォームを着用し、対戦相手としてチェイス・センターへ乗り込む日は、大きな注目を浴びることになるはずだ。