【巨人】桑田２軍監督「プロの厳しさ、怖さは誰もが通る道」プロ初降格のドラ１西舘勇陽に助言

２軍に合流した西舘勇陽（カメラ・佐々木　清勝）

◆イースタン・リーグ　ロッテ４×―３巨人（２日・ロッテ浦和）

　巨人のドラフト１位・西舘勇陽投手がイースタン・ロッテ戦から２軍に合流し、桑田２軍監督と今後の方針を話し合った。

　右腕は６月３０日に出場選手登録を抹消され、プロ入り後初の２軍降格。２軍は２日からビジターでの６連戦のため、この日は２軍首脳陣と話し合うために２軍戦に帯同した。２軍指揮官は「どういう心境なのかを確認したいし、１日も無駄にしたくないからね。『（ホームに）帰ってから話をしよう』では一週間が無駄になってしまうから、今日話して明日からそれに向けて取り組むということ」と説明した。

　西舘は春季キャンプ、開幕ともに１軍スタートで、今季はここまで救援で２６試合に登板。１勝２敗、リーグトップタイの１９ホールド、防御率３・５７をマークしたが、６月は６試合に登板して防御率７・７１と苦しんだ。自身の経験も踏まえて助言を送ったという桑田２軍監督は「プロの厳しさ、怖さは誰もが通る道。僕自身もそうだった。それをしっかり乗り越えて、いい選手に成長してもらいたい」と、２軍での時間を有意義なものとしてくれることを願った。