瀬戸朝香から花束贈呈された藤井聡太七冠「瀬戸市出身でよかった」

棋王就位式で瀬戸朝香から花束をもらい、笑顔の藤井聡太棋聖（カメラ・瀬戸　花音）

　将棋の第４９期棋王就位式が２日、東京・港区の「ホテルオークラ東京」で行われ、藤井聡太棋王＝竜王、名人、王位、王座、棋王、王将＝に女優の瀬戸朝香から花束が贈呈された。藤井と瀬戸はともに愛知県瀬戸市出身の同郷だ。

　王者に休まる暇はない。史上最年少で永世称号を獲得した１日の棋聖戦第５局から一夜明け、朝に名古屋で会見を行った藤井は東京へ弾丸移動。今度は瀬戸と笑顔で並んだ。

　２００１年公開の映画「とらばいゆ」で女流棋士の役を演じたこともある瀬戸は「藤井棋王に本日初めてお会いすることができた。本当にこの日を待ち望んでおりました。地元でそこら辺を歩いていれば藤井棋王に会えないかなと思いながらお買い物したりしていたのですが、そんな偶然はなかった」と明かし、「こんな素晴らしい場所でお会い出来たこと、本当にうれしく思っております」と喜んだ。

　瀬戸から花束を受け取った藤井も「瀬戸朝香さまにはご祝辞をいただき、本当にありがとうございます。瀬戸市出身でよかったと改めて思いました」と笑った。

　２～３月に行われた棋王戦五番勝負では挑戦者の伊藤匠叡王相手にシリーズ３勝１持将棋（引き分け）で初防衛を果たしていた。

　６日からはまた名古屋市で２つめの永世称号のかかる王位戦七番勝負が開幕する。