稲見萌寧監修の低重心モデル ニューバランス「UG3000」をトライオン! 「ハード過ぎず、ソフト過ぎない、ちょうどいい仕上がり」
トッププロが認めた高次元の安定感と快適性
3月に発売されたスパイクゴルフシューズ、ニューバランス「フューエルセル 3000 v1(UG3000)」は契約プロの稲見萌寧と共同開発されたことが話題のモデルです。過酷な米ツアーで戦うプロのフィードバックを各所に取り入れているそうですが、我々アマチュアにもマッチするでしょうか。
これまでに15ブランド100モデル以上のゴルフシューズを履き比べてきた筆者(編集部員)が、実際にゴルフ場で履いてラウンドしてきたので、履き心地をアベレージゴルファー目線でレポートしたいと思います。
稲見萌寧との共同開発モデル ニューバランス「フューエルセル 3000 v1(UG3000)」
見た目はニューバランスのスニーカーらしくシンプル。稲見選手のリクエストに応え、薄いピンクとゴールドをあしらった女性的なデザインです。とはいえユニセックスモデルなので29センチまでラインアップされています。
【写真】上質なピンクとゴールドが稲見萌寧のイメージとマッチ! 「フューエルセル 3000 v1(UG3000)」のディティールをチェック
稲見萌寧との共同開発モデル ニューバランス「フューエルセル 3000 v1(UG3000)」
筆者は正直なところ「ピンクかあ……コーデが難しそうだな」というのが第一印象でした。ところがモノトーンのアパレルに合わせたところ、足元のピンクが差し色になっていい感じ。今回はコンペに参加したのですが、特に女性陣からの評価がすこぶる上々でした。
稲見萌寧との共同開発モデル ニューバランス「フューエルセル 3000 v1(UG3000)」
足入れしたときのソフトなフィット感にちょっと感動。アッパーが足全体に優しく吸着するような心地よさがあり、シュータンが甲の上部をしっかりと包み込みます。アッパー素材はすごく軟らかいですが、シューレースなので自分の足の形に合わせてしっかりホールドできます。
稲見萌寧との共同開発モデル ニューバランス「フューエルセル 3000 v1(UG3000)」
履いただけだとソフトな見た目と柔らかさが頼りなくも感じますが、歩行時の快適性やスイング時の安定感はどうでしょうか。ミッドソールにはモデル名にもなっている「FuelCellミッドソール」が採用されていて、程よいクッション性と反発性を兼ね備えており快適な歩行性能を生んでいます。
稲見萌寧との共同開発モデル ニューバランス「フューエルセル 3000 v1(UG3000)」
ソール全体を薄い作りにすることで、稲見選手が最もこだわった低重心化を実現しています。さらに8つのスパイク鋲がしっかり芝を噛み、地面を捉えるような安定感と安心感があります。鋲の突き上げ感も全くありませんでした。
稲見萌寧との共同開発モデル ニューバランス「フューエルセル 3000 v1(UG3000)」
これまで数多くのニューバランスゴルフシューズを履いてきましたが、今作はいい意味で特徴がないというか、ハード過ぎず、ソフト過ぎない、ニューバランスの中でもとくにバランス特化型モデルと言えます。ほんと「ちょうどいい」仕上がりだと思います。
一点だけ。ピンクもいいですが、カラーバリエーションは欲しかった。選択の余地がないのは、人とも被りそうでちょっと残念でした。
●フューエルセル 3000 v1(UG3000)のスペック・締め付けタイプ:紐タイプ・カラー:ホワイト/ピンク・価格:2万9700円(税込)・ウイズ:2E・サイズ:22.5~29センチ(0.5センチ刻み)・アッパー素材:人工皮革・ソール素材:ラバーソール
e!Golf編集部