【巨人】阿部監督、坂本勇人にミスター赤ヘルからの“金言“「形とかじゃない」復活に球界も注目
巨人阿部慎之助監督(45)が1日、ミスター赤ヘルからの“金言”をファーム再調整中の坂本に伝えたことを明かした。「昨日、山本浩二さんからの伝言を受け取ったので、LINEでメッセージを送りました」と不振にあえぐ坂本を心配した球界のレジェンドからの伝言を受け取った。
13年WBCで山本浩二氏(77)が監督を務め、現役時代の阿部監督と坂本は選手としてともに戦った。「もう、形とかじゃないと。これだけやったんだってことをつくって戻ってきたらいい」。技術よりも体力、精神面の重要性を強調した。
守備位置やプレースタイルが異なるため一概には比較できないが、30代後半へと差しかかる年齢で広島の4番を張った山本氏は驚異的な数字を残している。今季の坂本と同じ36歳シーズンは打率3割6厘、30本塁打、90打点。さらに37歳シーズンは打率3割1分6厘、36本塁打、101打点と上昇させた。
40歳まで現役でプレーした阿部監督も「浩二さんはちゃんと見抜いている。技術じゃない、体が追いついていないだけだって。やっぱり走ることが基本。走り込むというところだと思います」と同調した。1軍復帰までのプロセスは本人に委ねる意向を示した。「ファームの試合に出るのか、出ないのかも決めてくれと言ってある」と説明。坂本の復活ロードに球界の注目が集まっている。【為田聡史】
6月30日、視察に訪れた山本浩二氏(右)と笑顔で握手する巨人阿部監督