生駒市辻町の土砂崩れ 市が状況など説明

生駒市辻町で発生した土砂崩れについて、市は１日、臨時の記者会見を開き状況と対応を説明しました。

生駒市辻町の土砂崩れ　市が状況など説明

６月２８日夜、生駒市辻町にある近鉄けいはんな線のトンネル上部の山林で土砂崩れが発生し、付近の住宅６軒で家のなかに土砂が入るなどの被害がありました。

市は周辺の１２世帯４１人に避難指示を出していて、市によりますと、この土砂崩れによるけが人や断水、停電などはないものの、水道管の破損による水漏れが１軒で確認されたということです。

生駒市小紫市長

「被災された方に改めて心からお見舞い申し上げるとともに、もとの日常生活が戻ってくるように被災者に寄り添ってきめ細やかな支援、情報提供をしっかりとしていきたいと思っています。」

山林を所有する近鉄によりますと、土砂崩れはトンネル上部の高さ、幅ともに約５０メートルの範囲で発生し、土砂の量や原因については調査中としています。

土砂の撤去作業は近鉄が進めていますが、完了のめどは立っていないということです。なお市によりますと被災した住宅のうち５軒は現時点の応急危険度判定で「危険」と判定されていて、土砂の撤去後、再度状況を確認するとしています。なお、近鉄けいはんな線は１日の始発から運転を再開しています。