28歳の福部真子、100m障害で五輪初切符「やっと去年の経験があって今があると言える」
女子100メートル障害を制しパリ五輪代表に内定した福部真子(右から2人目)(30日)=上甲鉄撮影
陸上・日本選手権最終日(30日・新潟デンカビッグスワンスタジアム=読売新聞社後援)――パリ五輪代表選考会を兼ねて行われ、女子100メートル障害は29日の準決勝で派遣標準記録をクリアした28歳の福部真子(日本建設工業)が、12秒86で優勝し、初の五輪出場を決めた。
田中佑美(富士通)が12秒89差で2位、寺田明日香(ジャパンクリエイト)が12秒91で3位だった。
女子100メートル障害を制し、パリ五輪代表に内定した福部真子(右)(30日)=三浦邦彦撮影
福部は「去年(この大会で)4位になった瞬間から、誰よりも早くパリオリンピックの準備を始めたつもり。ここできっちり(パリ五輪の)切符をつかむことができて良かった。山あり谷ありの競技人生だったが、今やっと、去年の経験があって今がある、と心から言える。(パリ五輪では)12秒8や7だと話にならなそうなレベルになっている。もう1段階2段階、ギアを上げられるように1か月準備していきたい」と話した。(デジタル編集部)