水原氏に未返済の借金 カリフォルニア州の新聞 金額は明かさず
ドジャースの開幕戦のベンチで試合を見ていた水原一平氏=ソウルで2024年3月20日、AP
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手(29)の通訳だった水原一平氏(39)の違法賭博疑惑を巡り、3月27日付の西部カリフォルニア州の新聞「オレンジ・カウンティ・レジスター」はブックメーカー(賭け屋)の関係者の話として、水原氏には返済できていない借金があると報じた。金額は明かされていない。
関係者によると、水原氏は当初、野球以外のスポーツ賭博に小額を賭けていたが、損失が膨らむにつれて賭け金も大きくなっていたという。米スポーツ専門局ESPNは、水原氏がクレジット(信用取引)で賭けていたと報じている。
水原氏は米メディアから大谷選手のスポーツ賭博への関与の有無などを問い合わされた際、同選手が水原氏の借金返済を肩代わりしていたなどと虚偽の発言をしたとみられており、その後にドジャースから解雇された。
水原氏はカリフォルニア州の賭け屋に借金があり、大谷選手の口座から賭け屋の関連口座に少なくとも450万ドル(約6億8100万円)以上が送金されたと、ESPNなどは報じている。【ニューヨーク中村聡也】