プリキュアシリーズ最新作は史上初めて「犬」が主人公! 「言葉が通じ合わなくても心に伝わる」
2月4日スタートのアニメ「わんだふるぷりきゅあ!」は犬の「こむぎ」(左)が「キュアワンダフル」に変身(C)ABC―A・東映アニメーション
大阪・ABCテレビは7日、テレビ朝日系で全国ネット放送する人気アニメ最新作「わんだふるぷりきゅあ!」(2月4日スタート、日曜・前8時30分)で、シリーズで史上初めて、犬が主人公のプリキュアが誕生すると発表した。
2004年にスタートしたプリキュアシリーズでは、現在放送中の第20作目「ひろがるスカイ!プリキュア」で史上初の“男の子プリキュア”キュアウィングが登場して話題になったが、今度は動物が主役に。動物と人が共に暮らす「アニマルタウン」を舞台に、動物好きの中学2年の少女・犬飼いろはが飼うパピヨン「犬飼こむぎ」が「キュアワンダフル」に変身し、街で大暴れする謎の生物・ガルガルと戦うストーリー。いろはも「キュアフレンディ」として活躍する。
東映アニメーションの高橋麻樹プロデューサーは「本作は『動物』との絆をテーマとしています。大切な誰かを想い、行動する。『家族』であり、『ベストフレンド』となる関係は、人も動物も変わらない。【みんな なかよし!わんだふる~!】 そんな想いをキャッチコピーに込めています」と制作意図を説明。
異色の第21作目だがシリーズを通じたメッセージは変わらない。「夢を見ること。あきらめないこと。自身の足で立ち上がる。仲間と分かち合い、仲間を信じ、誰かのために、誰かを想い行動すること。プリキュアの歴史の中で描かれ、つむいできた想いの力は、姿形が違っていても、たとえ言葉が通じ合わなくても、思いやる心があれば、確かに心に伝わる。そんな『プリキュア』らしい姿を、動物との絆を通して丁寧に描いてまいります。素敵でわんだふる!な世界を、どうぞお楽しみください」とPRした。
犬のこむぎ・キュアワンダフルの声は長縄まりあ、いろは・キュアフレンディ役は種﨑敦美が担当する。
なお、今月28日午後4時から、「プリキュア公式 YouTube チャンネル」では「おひろめショー」と題して放送第1話の一部が限定配信され、キュアワンダフル(長縄)のほか、スペシャルゲストとして「ひろがるスカイ!―」のキュアスカイ(関根明良)も出演する。