NYダウ3営業日ぶり値下がり、終値570ドル安の3万7815ドル
ニューヨーク証券取引所
【ワシントン=田中宏幸】30日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価(30種)は3営業日ぶりに値下がりし、終値は前日比570・17ドル安の3万7815・92ドルだった。
30日午前に米労働省が発表した雇用関連指標が市場予想を上回り、根強いインフレ(物価上昇)圧力への懸念が広がった。米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ開始時期が遠のくとの見方が強まり、投資家心理が悪化した。
個別銘柄では、建設機械大手のキャタピラーや航空機大手ボーイング、IT大手マイクロソフトなどの下げが目立った。
IT企業の銘柄が多いナスダック店頭市場の総合指数の終値は325・26ポイント安の1万5657・82だった。