長谷川岳氏との個別面談5年間で525回、札幌市職員「国会議員と面会」出張の9割占める
報道陣の取材に応じる長谷川参院議員(4月6日、札幌市中央区で)
長谷川岳参院議員(自民)の自治体職員への威圧的言動が問題となっていることを受け、札幌市は2日、国会議員との面会目的を含む職員らの出張が2019~23年度に計591回あり、うち525回(約89%)で長谷川氏との個別面談が日程に組み込まれていたとする調査結果を公表した。個別面談のみが目的の出張も計121回(費用812万7190円)に上ったが、市はいずれも業務上の必要性があったとしている。
市は4月23日に23年度分の調査結果を公表しており、今回は19~22年度分の追加調査の内容が示された。市によると、個別面談のみの出張は19~22年度が計49回(同347万8290円)だったのに対し、23年度は72回(同464万8900円)。脱炭素社会を目指すGX(グリーントランスフォーメーション)関連の業務が増えたのに伴い、出張回数も急増したという。
また、計591回の出張のうち、長谷川氏に次いで個別面談が多い国会議員は計68回だった。