研修で用意された部屋に「タバコの臭いや換気扇のほこり」、２０歳代の女性市職員が職務拒否…市が戒告処分に

（写真：読売新聞）

　兵庫県川西市は３０日、東京都での研修のために用意された部屋の臭いなどを理由に職務を拒否したとして、当時都市政策部に所属していた２０歳代の女性職員を戒告の懲戒処分にした。市は、地方公務員法の職務命令違反に該当するとしている。

　発表によると、職員は３月３１日、市が用意した都内のマンション一室でタバコの臭いや換気扇のほこりが残っていると主張。市は新たにホテルなどを準備したが、研修初日の４月１日、「生活の基盤となる居住環境がなく、研修の続行は不可能」として、市の許可を得ずに、派遣先の国土交通省に研修の中止を申し出た。