痛恨逆転負けで怒り爆発!バルセロナ会長が「ありえない」を連呼…現地記者も衝撃
Joan Laporta Barcelona 2023-24
バルセロナのジョアン・ラポルタ会長は、チームの敗戦を目の当たりにして怒りを抑えられなかったようだ。
4日に行われたラ・リーガ第34節で、敵地でジローナと対戦したバルセロナ。序盤から白熱の攻防が続いた中、前半を2-1とリードして折り返すことに成功する。しかし65分にポルトゥの同点弾を許すと、その2分後に痛恨の逆転弾を許し、74分にはポルトゥのスーパーゴールで4失点。そのまま2-4で敗れている。
この敗戦で宿敵レアル・マドリーのリーグ優勝が決定、さらに直接対決に敗れたことでジローナにかわされ3位に転落したバルセロナ。リードしていた状況からの痛恨の逆転負けに、ラポルタ会長は怒りを我慢できなかったようだ。
スペイン『as』によると、モンティリビの幹部席で観戦していたラポルタ会長は怒りを爆発。何の躊躇もなく「こんな事はありえない!」と繰り返し叫んでいたという。目撃したハビエル・ミゲル記者は「ラポルタがこれほど激怒し、不満を爆発させた姿は見たことがない」と指摘。試合終了後、その場でデコSD(スポーツディレクター)やラファ・ユステ副会長ら幹部陣と数分間に及ぶ話し合いを行ったようだ。
また『ムンド・デポルティーボ』は、関係者を通じてラポルタ会長の発言を確認した模様。しかし関係者は「敗れた後の当然の反応」と説明したと伝えられている。
チャンピオンズリーグやコパ・デル・レイでも敗退し、今回ラ・リーガの優勝を逃したことで今季は無冠に終わることが決まったバルセロナ。さらにラ・リーガ残り4試合となった状況で、3位まで転落している。仮に2位以上でシーズンを終えられなかった場合、来年1月にサウジアラビアで行われるスーペルコパ・デ・エスパーニャの出場を逃すことになる。
その場合、バルセロナは最低限の賞金800万ユーロ(約13億円)を獲得できないようだ。『as』は「そうなった場合、ロードマップが180度転換しないと保証できる人間はいない。現時点で、2位以外のシナリオは“パンドラの箱”を開ける可能性がある」とも指摘している。