水原一平容疑者、大谷翔平から歯科治療名目で6万ドル小切手入手も 米メディア報道
ドジャース・大谷翔平(右)と通訳当時の水原一平容疑者=高尺スカイドーム(長尾みなみ撮影)
米司法省は8日、米大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手(29)の元通訳、水原一平容疑者(39)が大谷の口座から不正送金した銀行詐欺罪などを認め、司法取引に応じたと発表した。米メディアの報道によると、水原容疑者が大谷の口座から不正送金した金額は約1697万ドル(約26億3000万円)に及んでいたことが、司法取引で判明。また、大谷から「歯科治療」の名目で6万ドル(約930万円)の小切手を手に入れるなど、新たな事実も明らかになった。
米スポーツ専門局のESPN(電子版)は、米司法省と水原容疑者との間で司法取引が成立したことを速報。記事では「司法取引によると、水原容疑者は大谷に対し全額の賠償金(1697万5010ドル)を支払う必要がある」と指摘し、「(水原容疑者は)大谷になりすまして銀行に電話をかける行為を少なくとも24回行った」として、司法取引の中身を詳細に報じた。
また、昨年9月には「歯科治療で6万ドルが必要」として、大谷から小切手を入手。だが、記事では「水原容疑者は(小切手を)ポケットに入れ、代わりに大谷のデビットカードを使って(歯科治療費を)支払った」としている。