曙さん葬儀、元大関小錦も参列「相撲を世界的に広めた歴史に残る人」
曙太郎さんの葬儀に参列した元大関小錦
大相撲の元横綱曙で、4月上旬に心不全のため54歳で死去した曙太郎(あけぼの・たろう、旧名チャド・ローウェン)さんの葬儀が14日、東京都内の斎場で営まれた。同じ米ハワイ出身で師匠だった元関脇高見山の渡辺大五郎さん(79)=元東関親方、同じ昭和63年春場所で初土俵を踏み「花のロクサン組」といわれた花田虎上(まさる)さん(53)=元横綱3代目若乃花、浅香山親方(51)=元大関魁皇=らが参列した。
同じハワイ出身の元大関でタレントの小錦八十吉も葬儀に参列。「思い出はたくさんありすぎて。40年の付き合いだから一言ではいえない」と悲痛な表情を見せた。元関脇高見山、後に続いた自身、横綱曙、武蔵丸と足跡をたどり「相撲を世界的に広めた歴史に残る人。今では当たり前に外国出身力士が活躍する時代になったのも、ハワイ勢が頑張ったから」としのんだ。