新入幕優勝の尊富士、夏場所出場は「ギリギリまで分からない」…ようやく四股踏めるように
ぶつかり稽古をする尊富士(左)=代表撮影
110年ぶりの新入幕優勝を遂げた大相撲春場所で右足首を痛めた幕内尊富士(伊勢ヶ浜部屋)が4日の稽古後に代表取材に応じ、けがの回復状況を説明した。春場所14日目の取組で負傷。千秋楽は気迫満点の相撲で賜杯を抱いたものの、春巡業を全休していた。
相撲を取る稽古を控えており、四股を踏めるようになったのもつい最近といい、「(まだ)痛いです」。師匠の伊勢ヶ浜親方(元横綱旭富士)は「(夏場所の)出場に向けて調整している」と述べたが、本人は「出たい気持ちもある反面、しっかり治さないとって不安な部分もある。ギリギリまで分からない」と複雑な胸中を明かした。