平野美宇が敗れて6位、伊藤美誠が勝利して7位に。平野が50ポイントを獲得して、伊藤との五輪選考ポイント差を34.5に広げる【卓球 全農CUP】
平野美宇が敗れて6位、伊藤美誠が勝利して7位に。平野が50ポイントを獲得して、伊藤との五輪選考ポイント差を34.5に広げる【卓球 全農CUP】
パリ五輪日本代表選考会・全農CUP大阪大会(11月25~26日/Asueアリーナ大阪)
26日、女子シングルス順位決定戦が行われ、5-6位決定戦で平野美宇(23=木下グループ/パリ五輪選考ポイント2位)が敗れ、7-8位決定戦で伊藤美誠(23=スターツ/同3位)が勝利をおさめた。
両者の選考ポイント順位に変動はなく、50ptを獲得した平野が合計486pt、40ptを獲得した伊藤が合計451.5pt。ポイント差は34.5ptで平野がさらにリードを広げる結果となった。
昨日、伊藤との直接対決を制した平野は、5-6位決定戦で大藤沙月(19=ミキハウス/同9位)と対戦。同タイプの大藤に対して、武器である高速両ハンドで優位に立ちたいが、先に左右に揺さぶられて得意のラリー展開が作れない。
我慢のプレーで第2ゲームを奪ったものの、第3ゲームは終盤で逆転され、ゲームカウント1-2とリードを許す。
第4ゲームはフォア前サーブからの展開でペースをつかみかけたが、続く第5ゲームも劣勢に立たされる。
なんとか第6ゲームを取ったが、最終第7ゲームも相手のチキータレシーブやバックストレートの攻めに苦しみ、最後はブロックをミスして敗退。今大会は6位という結果に終わった。
大藤沙月 PHOTO:Itaru Chiba
一方、伊藤美誠(23=スターツ/同3位)の相手は今年の全日本選手権の6回戦で敗れている難敵、横井咲桜(19=ミキハウス/同13位)。
第1ゲームを逆転で落とした伊藤は、第2ゲームも6-1のリードから6-6に追いつかれる嫌な流れになったが、丁寧にラリーをつなげて相手のミスを誘ってゲームを奪い返す。
第3ゲームは横井の強烈なバックドライブに押されたものの、少しずつ相手の強打に対応し始めると、第5ゲームは本来の切れ味が戻り11-3で奪取。
最終第7ゲームはミスのないバックハンドなどで一気に6-0とリード。得意の”みまパンチ”も決めた伊藤が最後は11-5で勝利をおさめて、今大会は7位で40ポイントを獲得した。
横井咲桜 PHOTO:Itaru Chiba
<全農CUP大阪大会 女子シングルス5-6位/7-8位決定戦>
大藤沙月 4-3 平野美宇
11-7/7-11/12-10/8-11/11-6/6-11/11-7
伊藤美誠 4-3 横井咲桜
8-11/11-8/11-13/11-9/11-3/7-11/11-5