岸田首相がフランスと南米歴訪へ出発…「国際経済秩序を構築し強化する取り組みを主導していくことを訴えたい」
岸田首相
岸田首相は1日午前、フランス、ブラジル、パラグアイの3か国を歴訪するため、政府専用機で羽田空港を出発した。2日は最初の訪問地となるフランスで、パリに本部を置く経済協力開発機構(OECD)の閣僚理事会で基調演説を行い、生成AI(人工知能)に関するイベントにも出席する。
首相は出発に先立ち、同空港で記者団に「ルールに基づく自由で公正な国際経済秩序を構築し、強化する取り組みを主導していくことを訴えたい」と語った。「生成AIをはじめとする国際的な課題についての議論も推進したい」とも述べた。
ブラジルではルラ・ダシルバ大統領と会談し、脱炭素分野での協力を確認する見通しだ。ブラジルは今年、主要20か国・地域(G20)の議長国を務めており、新興・途上国「グローバル・サウス」との連携を重視する姿勢も示す。6日に帰国する予定だ。