山形・南陽市の山中で火災、県が陸自に災害派遣要請…男性1人が足にやけど
(写真:読売新聞)
4日午後0時50分頃、山形県南陽市宮内で「山の中腹あたりから煙が出ている」と通行人の男性から119番があった。
県警南陽署や置賜広域行政事務組合消防本部によると、火災は市向山公園野球場の東側の山中で発生しており、午後5時現在、鎮圧されていない。男性1人が足にやけどを負ったが、命に別条はないという。
県によると、焼失面積は午後5時半時点で約30ヘクタール。
上空からの消火活動には、県消防防災ヘリ「もがみ」のほか、岩手県、宮城県の防災ヘリが出動したが、鎮火せず、日没のため午後6時20分で活動を終えた。県は午後5時6分、陸上自衛隊に災害派遣要請を行った。
◇ 県内では4月28日にも、高畠町安久津で大規模な林野火災が発生し、陸上自衛隊に災害派遣を要請した。火災は、3日後の5月1日に鎮火。焼失面積は約42ヘクタール(速報値)に上った。