大谷翔平、敵地ファンから歓声と拍手で迎えられる…4打数2安打1打点でチームの勝利に貢献
一回にヒットを放つ大谷翔平(29日、米アリゾナ州フェニックスで)=USAトゥデー
【フェニックス(米アリゾナ州)=帯津智昭】米大リーグ・ドジャースの大谷翔平は29日(日本時間30日)、敵地フェニックスでのダイヤモンドバックス戦に2番指名打者で出場し、八回に左前適時打を放つなど、4打数2安打1打点だった。複数安打は5試合ぶり。チームは8―4で勝った。
前日までのブルージェイズ3連戦では、昨オフに移籍の可能性が報じられながら、ドジャースに入団した大谷に対し、毎打席、激しいブーイングが起きた。一転して、ダイヤモンドバックスのファンからは歓声と拍手で迎えられた大谷は一回、左腕ヘンリーの外角低めのカーブを巧みなバットコントロールでとらえ、中前に運んだ。
二回一死満塁の好機では、初球を振って二ゴロ併殺打。真ん中付近へのカーブだったが、とらえきれなかった。試合前の時点で34打数6安打、1割7分7厘だった得点圏打率はさらに下がった。
それでも八回無死一、二塁では、高めのカットボールを左前にはじき返し、チーム8点目を挙げた。