大型リゾート施設「シーガイア」、米投資ファンドへ売却…セガサミーHDが発表
ゲーム機大手のセガサミーホールディングス(HD)は10日、運営する大型リゾート施設「フェニックス・シーガイア・リゾート」(宮崎市)を米投資ファンドのフォートレス・インベストメント・グループに売却すると発表した。売却額は明らかにしていない。
大型リゾート施設「シーガイア」、米投資ファンドへ売却…セガサミーHDが発表
シーガイアの運営会社のフェニックスリゾート(同市)の全株式を売却する。その後、同社が新たに発行する種類株をセガサミーHDが取得し、一定の関係を維持する。フォートレスはホテルやレジャー施設の運営に強みを持ち、シーガイアの稼働率の改善を目指す。
シーガイアはホテルや大型屋内プール、国際会議場などを備え、1993年にオープンした。宮崎県や宮崎市が出資する第3セクターが運営していたが開業当初から業績が低迷し、2001年2月に会社更生法の適用を申請して経営破綻した。その後、別の投資会社を経て、12年にセガサミーHDが買収していた。
フェニックスリゾートの24年3月期決算(単独)は売上高が前期比5・8%増の115億6300万円、最終利益が1・2%増の8000万円で、増収増益だった。