大分市と大分空港結ぶホーバークラフト、3隻そろう 運航は今秋に
ホーバーターミナルおおいた付近まで到着したホーバークラフトの3番船「Tanso」=2024年2月15日午後2時17分、大分市、奥正光撮影
大分空港(国東市)と大分市を結ぶホーバークラフトの3番船「Tanso」が15日、英国から大分市の西大分地区にあるホーバーターミナルおおいたに到着した。これで大分県が導入した3隻がすべて大分入りした。
ホーバーターミナルおおいた付近まで到着したホーバークラフトの3番船「Tanso」=2024年2月15日午後2時17分、大分市、奥正光撮影
県によると、3番船を運んできた貨物船は昨年12月に予定通り英国を出たが、スエズ運河や紅海を避けてアフリカ南端の喜望峰沖を通過するルートに変えたため、当初今年1月を予定していた到着が遅れていた。
ホーバークラフトは今年度中の運航開始をめざしていたが、1番船が昨年11月の操縦訓練初日に事故を起こし、運航会社の大分第一ホーバードライブは昨年12月、運航開始の時期を「2024年秋をめざして準備を進める」と発表した。
同社によると、今回の3番船の到着後は、来日した英国の操縦士と協力し、海上での操縦訓練を再開する方針。破損した1番船の修理も3月にスタートさせ、3隻体制で今秋の運航開始をめざす。(奥正光)