夏から秋にかけてラニーニャ現象の可能性、日本では猛暑になる傾向…気象庁
気象庁は10日、夏から秋にかけてラニーニャ現象が発生する可能性があると発表した。夏に発生した場合、強い高気圧に覆われやすくなるため、日本では猛暑になる傾向があるという。
気象庁
ラニーニャは、南米・ペルー沖の太平洋の海面水温が基準値より0・5度以上低くなる状態が続く現象で、世界各地で大雨や猛暑などの異常気象をもたらすとされる。発生する確率は、7月が40%、8月が50%、9月が60%。最近では、2021年秋から23年の年明けにかけて発生していた。
同じエリアで水温が0・5度以上高い状態が続く「エルニーニョ現象」は昨年春から続いていたが、今春中に終息する見通し。