国連職員12人がイスラエル攻撃に関与か 米は資金拠出を停止
国連機関の職員が、去年10月のイスラム組織「ハマス」によるイスラエル攻撃に関与した疑いが浮上し、アメリカ国務省はこの機関への資金拠出を一時停止すると発表しました。
UNRWA(国連パレスチナ難民救済事業機関)によりますと、職員12人がハマスによるイスラエル攻撃に関与した疑いがあるとする情報をイスラエル当局から受け取ったということです。
これを受けてアメリカ国務省は26日、疑惑と国連による対応策を検討している間はUNRWAへの資金拠出を一時停止すると発表しました。
25日にはブリンケン国務長官がグテーレス国連事務総長と対応を協議し、迅速かつ徹底的な調査を求めたということです。
国務省はまた、UNRWAに対してこれまでの方針や手続きの見直しを含め、「適切な是正措置を講じることが重要だ」と指摘しています。
UNRWAはすでに当該職員との契約を打ち切り調査を始めたとしていますが、職員の関与の度合いなど詳細については言及していません。