債券は下落か、予想上回る雇用コスト指数受け米長期金利が上昇
(ブルームバーグ): 1日の債券相場は下落が予想されている。米国市場で雇用コスト指数が予想を上回り、長期金利が上昇した流れを引き継ぐ。
日本時間2日未明に結果が発表される米連邦公開市場委員会(FOMC)は金利を据え置き、利下げに慎重な姿勢を示すと見込まれている。
1-3月の米雇用コスト指数、1年ぶりの大幅上昇-賃金圧力示す
三井住友トラスト・アセットマネジメントの稲留克俊シニアストラテジストは、日本国債は米国債安、先物夜間取引の下落を受けて安く始まると予想。FOMCを控えていることから、その後は様子見でもみ合うだろうと話す。
同氏の新発10年物国債利回りの予想レンジは0.87~0.895%(4月30日は0.87%で終了)、先物中心限月6月物は144円25銭~144円50銭(同144円50銭)。
先物夜間取引で6月物は4月30日の日中取引終値比21銭安の144円29銭で終えた。
夜間取引の先物中心限月の推移
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