中畑清氏 教えた中で“ものが違う”と思った選手は元メジャーリーガー 自宅地下でマンツーマン熱血指導も
中畑清氏
元DeNA監督でスポニチ本紙評論家の中畑清氏(70)が2日、フジテレビ「ぽかぽか」(月~金曜前11・50)にゲストとして生出演。巨人打撃コーチ時代に指導した松井秀喜氏(49)について語った。
MCの「ハライチ」澤部佑から「中畑さんがコーチ、監督として教えて来た中ではどうですか、こいつ、ものが違うぞっていうのは」と問われると、中畑氏は「まあ教えたっていうか、教えられたかもしれないな、松井だね」と言い切った。
「松井の根性っていうか強さって言うかなあ、人間としての強さと体の強さと意志の強さ、それを兼ね備えてて」と絶賛した。
「非常に頭がいいんだけど、体が硬いんから。凄いんだよ、ロボットが油切れしたみたいな」とかつて弱点克服のため「中腰に割らせて、厳しいきつい練習なんだけど、10分20分(バットを)振らせるわけ」との練習を課したことがあったという。
「そしたらね、普通だったら10分でギブアップするんだよ。それを振り続けて振り続けて30分振ってもね振り続けるの」と回顧し、「こっちがギブアップするぐらい我慢して、どこまで振れるかと思ったら1時間近く振り続けたわけ。それで“ゴジ、いいぞ!”って言ったらそのままね、前傾姿勢のままぶっ倒れた」と打ち明けた。
「そこまでやり遂げる男なんです」と中畑氏。共演したタレントの柳沢慎吾が「下半身が鍛えられるってことですか」と尋ねると、中畑氏は「柔軟性が出てくるんですよ。各関節、足首、膝。そういったところをローリングしながら打つようになってくるから。そこが使えなかったの、全然。トレーニングをやり続けることによって柔軟性が出て来て、左ピッチャーとか打てるようになってきた」との効果を明かした。
タレントの島崎和歌子が「中畑さんがマンツーマンで教えてるんですか」と尋ねると、中畑氏は「いやうちのね、地下室っていうのかな。そういうトレーニングルームに近いものがあって。自宅の方で」と驚きの告白。
島崎が「凄い」ともらすと、中畑氏は「そんな大したもんじゃないんですよ、東京で100坪の家だから大したことない」とぶっちゃけ。MCの「ハライチ」澤部佑は「最終的にこれを言いたかったのか!」とツッコんだ。
中畑氏はさらに松井氏とのマンツーマンのトレーニングが終わった後は「女房の手料理を。飯食わして。普通はおかず3品ぐらいしかないんだけど、松井が来ると6品くらい」と食事を振る舞っていたとした。「女房は松井くんが来ると張り切っちゃうんだよ。性格がいいから、凄い礼儀正しいし」と目を細めた。