ヤクルト吉村が7回無失点、馴染みの球場で快投 高津監督「投げるたびにうまく・・・」
【ヤクルト-巨人】7回無失点で2勝目を挙げたヤクルトの吉村=東京D(長尾みなみ撮影)
ヤクルト4-0巨人(1日)
プロ2年目、吉村の快投でヤクルトが今季初の3連勝を飾った。巨人打線を散発4安打の7回無失点に封じ、今季2勝目。社会人の東芝時代に慣れ親しんだ東京ドームでの初登板を飾り、「ここで投げられて、勝ててうれしい」と喜んだ。
150キロ前後の直球で空を切らせ、ストンと落ちるフォークやカーブで打たせて取った。四球で先頭を出した四回は気合を入れ直し、佐々木、吉川、岡本和を3者連続三振に仕留めて流れを渡さない。「投げるたびにピッチングがうまくなっている」と高津監督もたたえる投球術で、二塁すら踏ませなかった。
昨季は開幕ローテーション入りを果たすも、5月下旬に無念の故障離脱。今季はシーズンを通した活躍を誓う。「いい部分も悪い部分もしっかり次につなげていかないといけない。連勝が続くように頑張りたい」。燕のエース候補は着実に成長を遂げている。(川峯千尋)