ホッキョクグマ「キャンディ」天国に 豊橋・のんほいパーク
豊橋総合動植物公園で飼育していたホッキョクグマのキャンディ=2021年3月16日、愛知県豊橋市大岩町、豊橋総合動植物公園提供
愛知県豊橋市の豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)の極地動物館で飼育していた雌のホッキョクグマ「キャンディ」が26日、死んだ。数日前から食欲が低下し、呼吸の乱れが見られるようになっていたという。31歳だった。
キャンディは1992年11月、ドイツのブッパタール動物園で生まれた。94年5月に豊橋総合動植物公園に来園。
2011~19年には繁殖のため、札幌市立円山動物園に貸し出され、同園の雄とのペアリングはうまくいったものの、出産には至らなかった。
豊橋総合動植物公園の担当者は「多くの来園者に愛され、たくさんの思い出と笑顔を与えてくれたキャンディに深く感謝するとともに、冥福を祈りたい」とコメントした。