ソフトバンク小久保監督「学びが大きい試合だった」苦手な川村友斗にあえてバントのサイン 白星だけでなく選手の成長にも重点
ソフトバンク小久保監督「学びが大きい試合だった」苦手な川村友斗にあえてバントのサイン 白星だけでなく選手の成長にも重点
9回1死一塁、川村は送りバントを試みるも捕ゴロ併殺に倒れる(撮影・穴井友梨)
◆ソフトバンク2x―1日本ハム(7日、みずほペイペイドーム)
ソフトバンクが今季4度目のサヨナラ勝ちで3連勝とした。延長12回に周東がサヨナラ左犠飛を放った。貯金は今季最多の12に膨らみ、2位日本ハムとの差は今季最大の4.5差と独走態勢に入ってきた。
小久保裕紀監督は「勝ちは大きい? もちろんそうですね。ただ時期は時期なので。もちろん勝つためにやりますけど、がむしゃらにとか、この選手を我慢して出そうかというのを抜きにはしていない。最後もリチャードのところで別に(代打周東)佑京でも良かったわけですから。それはそれで彼(リチャード)にあそこはかけてみようと。(9回に)川村(友斗)のバントの失敗もあったし。バントがあまり上手じゃないと分かっている中で、(サインを)出したんですけどね。あえて代打のバントを使わずにいったんですけど。(延長12回には)三森(大貴)のナイスプレーもあって、いいところももちろんありましたけどね。選手が成長していく中で今日の川村のバントの失敗とか(12回に)代走に出した緒方(理貢)があの打球(リチャードの中前打)で(本塁に)かえってこられないとか。あれで飯を食っているのでね。そういう学びが大きい試合だったと思いますよ」と表情を引き締めた。