オムロン、国内外で2000人の従業員削減を発表…中国景気の減速影響
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オムロンは26日、国内外で従業員約2000人を削減すると発表した。国内では全体の1割に相当する約1000人について、希望退職を募る。主力市場の中国の景気減速を受け、工場の自動化に使われる制御機器などの不振が続いており、経営の立て直しを図る。
国内の対象は、今年7月20日時点で勤続年数3年以上かつ40歳以上の正社員と、60歳以上の再雇用したシニア社員。4月10日~5月31日に募集し、7月20日の退職を予定する。一部のグループ会社は対象外とした。
オムロンが希望退職を募るのは、約1400人を削減した2002年以来、約22年ぶり。今回の大規模な人員削減に伴い、社外を除く取締役と執行役員は、役員報酬を3か月間、20~10%減額する。