アップルが新型「iPad Pro」発表…独自半導体「M4」搭載、AI関連アプリを高速処理
アップルのロゴ=AP
【ニューヨーク=小林泰裕】米アップルは7日、新型タブレット端末「iPad Pro(アイパッド プロ)」を発表した。最新の独自半導体を組み込み、AI(人工知能)関連アプリを高速で処理することが可能になるという。日本での価格は税込み16万8800円から。7日から注文を受け付け、15日に発売する。
新型の「プロ」は11インチと13インチの2種類で、11インチは厚さ5・3ミリ、13インチは厚さ5・1ミリ。アップルが開発した最新の独自半導体「M4」を搭載し、従来機に搭載された「M2」よりも最大4倍の高速処理が可能になる。電力消費が大幅に改善した他、ディスプレー機能も向上したとしている。
2022年10月に発売されたアイパッドプロは税込み12万4800円からだった。機能の向上や円安を反映し、価格も約4割上昇している。
アップルが2日に発表した24年1~3月期決算で、アイパッドの売上高は前年同期比17%減と不振だった。AI機能を充実させてテコ入れを図る狙いがある。