まさに神コスパ!?『若手サラリーマンの聖地』と呼ばれるトンカツの店に突撃! 謎の“チーズフォンデュ風”トンカツとは?
●ご飯おかわり自由のハイコスパなトンカツの聖地
東京メトロ小川町駅と淡路町駅の近くに、若手サラリーマンや学生にとって神がかっている、と称賛されるトンカツ店があります。それは「とんかつ六九(ロッキュー)」。靖国通りと本郷通りが交差する、小川町の交差点に面した場所にあります。
店はビルの地下にあり、階段を降りて店にはいるとすぐに券売機があります。そこで、聖地と呼ばれる理由その1を発見。トンカツの値段がとてもリーズナブル!
【画像】「閲覧注意!?」見ると食べたくなるトンカツの店「とんかつ六九」を画像で見る(19枚)
出入り口すぐ横にある券売機。トンカツ、しかも定食なのに1000円以下!
一番上のボタン、ロースかつ定食は780円、ヒレかつは830円(※5月上旬現在)。単品ではなく定食で1000円以下です。これは安い! 思わず、肉のボリュームが上品すぎる量なのでは、と心配になるほど。社食とか学食ならわかるけれど、大丈夫?
そして、券売機の隣に、聖地と呼ばれる理由その2を発見!
そこには、巨大な炊飯ジャーと味噌汁の保温器が。壁にはおかわり自由と書かれた張り紙が貼られています。これはお腹いっぱい食べたい人にとってありがたすぎる!
ご飯おかわり、キャベツおかわりができるお店はあっても、ご飯とお味噌汁両方がおかわり自由なのはなかなか見ないサービスではないでしょうか。
しかも、ご飯は茨城にある米問屋から直送、精米したて、こだわりのお米を炊いたものです。昨今の物価上昇で、おかわり追加料金の店が多い中、これはありがたい!
1000円以下、そしてご飯とお味噌汁がお代わり自由なお店のトンカツは一体どんなものなのか、早速紹介します!
●想像していた以上にボリュームがある! ロースカツ定食780円
まずは一番人気、ロースカツ定食。1枚6切れあって、厚みもしっかりある。しかも揚げたてだから衣はザクザクしているし、中の肉もジューシー。これがごはん、お味噌汁おかわりOKで780円なのは衝撃です。
「とんかつはカナダ産の豚肉で、塊から切り出したものですね。丁寧に“掃除”をすることを心がけています。油はラードと植物油のミックス。低温の油と高温の油の鍋、2つにすることで、肉のおいしさを引き出しているんですよ」と話す店主。
毎日、ランチ後のアイドルタイムには、大きな豚肉の塊から、筋や脂などを丁寧に取り除く作業をするのですが、仕込みが追いつかないほどの人気があるため「営業時間は20時までとなっていますが、肉がなくなり次第営業終了になります」とのこと。
丁寧な下準備をするこで、良心的な価格なのに美味しいトンカツを提供できるとのことです。
●豚肉もエビフライも! ヒレ+エビフライ定食1250円
そして、とんかつはロースよりヒレ派、の人にぜひ食べてもらいたいのが、ヒレ+エビフライ定食。ちなみにヒレかつ定食は830円。そして、ヒレ+アジフライ定食もあり、こちらも1250円です。
ヒレ+エビフライ定食には、エビフライ用のタルタルソースが付いてくる
卓上には「定番とんかつソース」と「醤油ベースの和風ソース」の2種類が置いてあります。定番とんかつソースは、丁寧に裏漉ししたトマトピューレをベースに、キレのある酸味とほのかな甘味を。
そして醤油ベースの和風ソースは、荒めのタマネギをコトコト煮込み、香味野菜で仕上げた醤油ベースのソースです。王道のソースもいいけれど、和風ソースをかけると、ごはんと味噌汁にめちゃくちゃ合う!
トンカツに醤油、今までやったことなかったけれど、やっぱり合うんだな~、としみじみ実感します。
2種のソースの他にも、カラシや紅しょうが、醤油、塩、ドレッシングもあるので、好きな味にカスタマイズ可能です。
●チーズフォンデュ風にトンカツを!「特製チーズカツ」890円
「チーズフォンデュみたいに、たっぷりのチーズで味わって欲しくて考えたメニューですね」と店主。チーズのソースになるだけで、トンカツが一気に洋食の味わいに。これは自宅でも真似したい!
チーズソースたっぷりのとろ〜りチーズカツ。カツとチーズでごはんが進みすぎる! トンカツにたっぷりとかかっているチーズソースは、チーズを日本酒で溶かし、ブイヨンで旨みを加えたもの
ちなみに店には、週替わりメニューやアラカルトメニューで、変わり種のトンカツが色々。ちなみにこの日は、週替わりメニューにカツカレー、アラカルトメニューで。トマトソースカツやネギ塩トンカツ、味噌カツなどがありました。
食べ応えのあるサイズ感のトンカツは揚げたてでザクザク&中ジュワッ。しかもごはんと味噌汁がおかわり自由、そして変わり種のトンカツもあるので食べ飽きることがない。
さらに定食でも値段が1000円以下のものもある『とんかつ六九』。改めて、若手サラリーマンの聖地、と呼ばれるのに納得です。
「お客様のお腹を満たしてあげたいから、ごはんのおかわり自由は続けたいですね。時々、漫画のように山盛りにする方もいますが、ペロッと食べていかれますよ」と店主。
原材料の価格高騰が激しい中、食べに来るお客さんに満足してもらいたい、という店側の誠意を感じる、思わず応援したくなるお店でした。