【2024年5月版】125ccバイクおすすめ15選! 人気の原付二種、国産MTモーターサイクルとAT限定免許OKのカブ系を網羅!

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【2024年5月版】125ccバイクおすすめ15選! 人気の原付二種、国産MTモーターサイクルとAT限定免許OKのカブ系を網羅!

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手軽なサイズだけど50ccの原付一種よりもパワーがあり、幹線道路でも交通の流れに楽々乗れる125cc=原付二種クラスのバイクは、小型限定普通二輪免許で運転でき、スクーター以外でもクラッチレバー操作が不要なモデルならAT限定免許でもOKだ。ここではスクーターやビジネス向けを除く125ccバイクを紹介したい。

●文:ヤングマシン編集部

125ccクラスは16歳から取得可能な“小型限定普通二輪免許”で運転できる

【2024年5月版】125ccバイクおすすめ15選! 人気の原付二種、国産mtモーターサイクルとat限定免許okのカブ系を網羅!

ホンダ CT125ハンターカブ

バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があり、原付を除いてAT限定免許も設定されている。大型二輪免許は18歳以上でないと取得できないが、原付~普通二輪免許は16歳から取得可能だ。

「小型限定普通二輪免許」を取得するには指定教習所に通って技能&学科教習を受講し、卒業検定で実技試験合格後、お住まいの各都道府県にある運転免許センター(運転免許試験場)で学科試験に合格すれば、めでたく免許保持者になる。

免許なし、もしくは原付免許のみ所有している場合は上記のような流れだが、普通自動車免許を持っていれば学科教習が1時間のみとなり、あとは技能教習を受ければOK。2018年5月31日から道交法が見直され、1日に受けられる技能教習が4時間へと拡大されたことにより、AT小型限定であれば8時間を最短2日で修了可能、AT限定なしの場合でも3日で修了することができるようになった。

ちなみに、教習所に通わない場合は運転免許センターで学科および実技試験に合格すればいいが、実技試験はそこそこハードルが高いといわれ、5万円~15万円程度(所有免許による)とされる教習所費用は省略できるが、それなりの覚悟と技能が必要になる。また、指定教習所卒業者は学科試験合格後に技能講習と応急救護講習が免除されるが、運転免許センターで技能試験に合格した場合はそれらを受講する義務がある。

125ccバイクのメリットは?

― 軽い

ひとつ上の軽二輪(126~250cc)クラスでは車重160kg前後が一般的なのに対し、原付二種クラスはフルサイズのカウル付きでも140kg台にとどまり、前後12インチホイールのダックス125などは100kg少々。押し引きや跨った瞬間にも軽さを実感しやすく、運転への不安は小さい。

― 維持費が安い

車両価格は50万円未満で、110ccクラスは30万円台からラインナップされる。税金は1年に2400円(91~125ccの場合)で済み、自賠責保険は12か月で6910円(離島と沖縄県を除く)、任意保険はファミリーバイク特約なども使えてかなりリーズナブル。そしてなんといっても燃費がいい。実燃費で40km/L以上走るのが普通で、50km/Lを超えることも珍しくない。

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ホンダ ダックス125

― 2人乗りできる

原付一種(50cc以下)は1名乗車しか認められていないが、原付二種以上はタンデムシートやタンデムステップを備えていれば2人乗りが可能。ただし二輪免許を取得してから1年が経過した後じゃないと違反になるので注意が必要だ。

― 二段階右折が不要

原付一種では、二段階右折禁止の標識がある場合を除き、進行方向が3車線以上の道路で二段階右折が必要になるが、原付二種からはクルマや大型バイクと同じように右折レーンを使えるようになる。

125ccバイクのデメリットは?

― 高速道路を走れない

高速道路を走行できるバイクは126cc以上と決まっており、原付二種以下は走行不可。一部の車種ではエンジンパワー的に問題ないだろうと思われる方もいるかもしれないが、そのぶん任意保険料が安かったりするという棲み分けがあるのだ。

― 必要十分だが速くはない

街中や郊外の交通の流れに乗るには十分なエンジンパワーを持っているのが125ccバイク。とはいえ大排気量車に比べれば余裕があるとは言えず、山岳路などの登り勾配ではけっこう頑張ってる感が出てしまう。それが楽しくもあるのだが。

― 上のクラスに比べて装備は簡素

フルカラーメーターやパワーモードといったものはなく、シンプルでコスパに優れた装備になりがち。とはいえABSまたはコンビブレーキは必ず装備しており、LEDヘッドライトといった商品性を高めるものも採用例は多い。

2024年、125ccのバイクはどんな状況?

ホンダが“クラシックウイングシリーズ”と呼ぶ、過去のモデルをリスペクトしたデザインのバイクが2022年秋登場のダックス125で全4車に。先に登場していたモンキー125、スーパーカブC125、CT125ハンターカブの3車は相次いで令和2年排出ガス規制に適合した新エンジンに切り替わっており、これにスーパーカブ110とクロスカブ110、グロム、CB125Rを加えて盤石のラインナップ体制を敷く。

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スズキ GSX-R125

スズキはGSX-R125とGSX-S125を最新排ガス規制に適合させ、フルカウルスポーツとネイキッドの2本立てでユーザーのニーズに対応。

そしてこのクラスにスクーターしか持たなかったヤマハは、2023年春にネオクラシックのXSR125、フルカウルスポーツのYZF-R125、そしてストリートファイタースタイルのスポーツネイキッドMT-125を発表、2023年12月8日発売のXSR125で全てが出揃った。

カワサキは生産終了となったZ125プロを最後に原付二種の新車がなかったが、電動モーターサイクルのニンジャe-1、Z e-1の2機種を2024年1月13日に発売した。

【2024年5月版】51~125ccバイクおすすめ15選!

― ヤマハ XSR125

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ヤマハ XSR125

2019年にアジア圏で発売されたXSR155を下敷きに、欧州で2021年モデルとして登場したのがXSR125。海外からのニュースとしてお届けした際にも反響は大きかったが、ヤマハは2023年春のモーターサイクルショーでついに日本への導入を発表し、車両も現物を展示した。VVA(可変バルブシステム)搭載エンジンやフレームはMT-125と基本を共有しながら、ヤマハ往年のスポーツヘリテイジスタイルとし、XSR900、XSR700といった兄貴分たちと同じく親しみやすい、バイクらしい佇まいを手に入れている。

主要諸元■全長2030 全幅805 全高1075 軸距1325 シート高810(各mm) 車重137kg(装備)■水冷4ストローク単気筒SOHC4バルブ 124cc 15ps/10000rpm 1.2kg-m/8000rpm 変速機6段 燃料タンク容量10L■タイヤサイズF=100/80-17 R=140/70-17 ●価格:50万6000円 ●色:薄青、赤、黒、銀 ●発売日:2023年12月8日

― ホンダ CB125R

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ホンダ CB125R

2024年4月25日に発売された2024年モデルは、CB1000Rから継承した5インチTFTフルカラーディスプレイを新採用したほか、左手側のスイッチには十字キーのように4方向操作ができる新形状が与えられた。

メーターには燃料計や時計、瞬間/平均燃費、燃料消費量表示機能などが集約され、表示レイアウトはバー/サークル/シンプルの3タイプから選択可能。背景色はホワイト/ブラック/自動から設定できる。さらに、シフトタイミングを知らせるシフトアップインジケーター機能や、タコメーターピークホールド機能も。車体色は新色の導入とともにシュラウドやホイール、フロントフォークをブラックアウトし、新鮮な印象に。

4バルブ単気筒エンジンやφ41mm倒立フロントフォークはSHOWA製SFF-BP(Separate Function Big Piston)、IMU連動ABSなど、125ccクラスとは思えない装備は2021年モデルから継承してきている。

主要諸元■全長2040 全幅820 全高1055 軸距1345 シート高815(各mm) 車重130kg(装備)■水冷4ストローク単気筒DOHC4バルブ 124cc 15ps/10000rpm 1.1kg-m/8000rpm 変速機6段 燃料タンク容量10L■タイヤサイズF=110/70R17 R=150/60R17 ●価格:52万8000円 ●色:黒、青 ●発売日:2024年4月25日

― ヤマハ YZF-R125

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ヤマハ YZF-R125 ※写真はアクセサリー装着車

2023年10月16日発売の新作フルカウルスポーツがYZF-R125。XSR125やMT-125も続くと見られ、この機種のみ軽二輪バージョンのYZF-R15も国内導入予定。VVA搭載の水冷単気筒エンジンや倒立フロントフォークなどはXSR125らと共有するが、スタイリングはヤマハ自慢のスーパースポーツYZF-R系で、同R7にも似たモノアイヘッドライトが特徴的だ。トラクションコントロールシステムやアシスト&スリッパークラッチなど装備は最新。クラッチ操作不要でスムーズなシフトアップを可能にするクイックシフトキットもアクセサリー設定される。

主要諸元■全長2030 全幅725 全高1135 軸距1325 シート高815(各mm) 車重141kg(装備)■水冷4ストローク単気筒SOHC4バルブ 124cc 15ps/10000rpm 1.2kg-m/8000rpm 変速機6段 燃料タンク容量11L■タイヤサイズF=100/80-17 R=140/70-17 ●価格:51万7000円 ●色:青、灰、黒 ●発売日:2023年10月16日

― スズキ GSX-R125

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スズキ GSX-R125

マニュアルトランスミッションを搭載するフルサイズスポーツで、2022年7月に最新の令和2年排出ガス規制に適合した最新版が発売された。2021年モデルに比べるとカラーリングとアンダーカウル形状が変更されている。前後17インチホイールにウェーブ上のブレーキディスクを組み合わせ、ABSを標準装備、ワンアクション式シャッター付きステアリングロックや、スタータースイッチを押し続けずともワンプッシュでエンジン始動が可能なスズキイージースタートシステムなど便利な装備も。

主要諸元■全長2000 全幅700 全高1070 軸距1300 シート高785(各mm) 車重137kg(装備)■水冷4ストローク単気筒DOHC4バルブ 124cc 15ps/10500rpm 1.1kg-m/8500rpm 変速機6段 燃料タンク容量11L■タイヤサイズF=90/80-17 R=130/70-17 ●価格:45万3200円 ●色:赤×黒、青、黒 ●発売日:2022年7月26日

― ヤマハ MT-125

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ヤマハ MT125

ヤマハを代表するストリートファイターがMTシリーズで、その末弟がMT125。エンジンや車体の基本はXSR125らと共有しつつ、モノアイヘッドライト+ツリ目ポジション灯を組み合わせてMT(マスター オブ トルク)の世界観を表現する。エアスクープ風のシュラウドと同色に塗られた鮮烈なホイールカラーもMTシリーズならでは。

主要諸元■全長2000 全幅800 全高1070 軸距1325 シート高810(各mm) 車重138kg(装備)■水冷4ストローク単気筒SOHC4バルブ 124cc 15ps/10000rpm 1.2kg-m/8000rpm 変速機6段 燃料タンク容量11L■タイヤサイズF=100/80-17 R=140/70-17 ●価格:49万5000円 ●色:青、暗灰、灰 ●発売日:2023年11月10日

― スズキ GSX-S125

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スズキ GSX-S125

水冷単気筒エンジンを搭載するGSX-R125の兄弟車で、カウルを脱いでネイキッドスタイルとなったスポーツバイクがGSX-S125だ。こちらも前後17インチホイールにウェーブ状のブレーキディスクを組み合わせ、ABSを標準装備、ワンアクション式シャッター付きステアリングロックやスズキイージースタートシステムなどを装備している

主要諸元■全長2000 全幅745 全高1035 軸距1300 シート高785(各mm) 車重135kg(装備)■水冷4ストローク単気筒DOHC4バルブ 124cc 15ps/10500rpm 1.1kg-m/8500rpm 変速機6段 燃料タンク容量11L■タイヤサイズF=90/80-17 R=130/70-17 ●価格:42万200円 ●色:青×黒、黒 ●発売日:2022年7月22日

― ホンダ ダックス125

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ホンダ ダックス125

2022年9月に発売された、ホンダ“クラシックウイング”シリーズの最新モデル。胴長短足がカワイイ犬種「ダックスフンド」をイメージして1969年に登場した「ダックスホンダ」のスタイリングを現代に復刻したもので、エンジンはスーパーカブC125と同じく50.0×63.1mmのロングストローク単気筒に自動遠心クラッチ+4速トランスミッションを組み合わせ、AT限定免許で運転できる。車体はダックスらしい胴長スタイルをつくり出す鋼板プレス製のTバックボーンフレームの中に燃料タンクやエアクリーナーボックスを収め、足まわりは前後12インチのキャストイールにチューブレスタイヤを履く。φ31mm倒立フロントフォークや前後ディスクブレーキ+ABS(前輪のみ働く1チャンネル)を装備し、価格はスーパーカブC125やモンキー125、CT125ハンターカブと横並びの44万円だ。

主要諸元■全長1760 全幅760 全高1020 軸距1200 シート高775(各mm) 車重107kg(装備)■空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ 123cc 9.4ps/7000rpm 1.1kg-m/5000rpm 変速機4段リターン(停止時のみロータリー式) 燃料タンク3.8L■タイヤサイズF=120/70-12 R=130/70-12 ●価格:44万円 ●色:青、赤、灰 ●発売日:2023年12月14日

― ホンダ CT125ハンターカブ

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ホンダ CT125・ハンターカブ

ボアストローク50.0×63.1mmの新型エンジンを、クラシックウイングシリーズで最後に採用して2022年12月に発売されたCT125ハンターカブ。その際に写真のグレーが新色として追加された。往年のCT110ハンターカブをオマージュして誕生したレジャーバイクで、軽いオフロードなら難なくこなすようエンジン下のスキッドプレートや転んでも壊れにくいハンドルバーマウント式のフロントウインカーなどを採用。アップマフラーや巨大なリヤキャリア、50cm程度の水深ならそのまま走れる走破性など、小さいながらも本格的なマシンとして多くのファンに支持される。前後ディスクブレーキ+ABS、LEDヘッドライトといった現代的な装備も自慢。気軽に引き返すことができるという取り回しのよさも含め、ヤングマシンメインテスター丸山浩さんをして“真のアドベンチャーマシン”と評された。AT限定免許で運転可。

主要諸元■全長1965 全幅805 全高1085 軸距1260 シート高800(各mm) 車重118kg(装備)■空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ 123cc 9.1ps/6250rpm 1.1kg-m/4750rpm 変速機4段リターン(停止時のみロータリー式) 燃料タンク容量5.3L■タイヤサイズ=前後80/90-17 ●価格:44万円 ●色:黄、赤、銀 ●発売日:2023年12月14日

― ホンダ スーパーカブC125

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ホンダ スーパーカブC125

2021年に令和2年排出ガス規制適合の新エンジンに切り替わり、その際に設定された据え置き価格44万円のまま現在に至る。最新カラーは2023年2月に登場したマットアクシスグレーメタリック(写真)とパールカデットグレーの2色で、継続色のパールネビュラレッドを合わせてラインナップは全3色。暗いグレーと鮮やかなレッドのシートが特徴的なマットアクシスグレーメタリックは、海外で先行発売されていたが、国内でも待望の登場だった。スーパーカブC125は、1958年に発売された初代スーパーカブC100の誕生60周年を記念して2018年に初登場し、仕上げの美しい専用キャストホイールやフロントディスクブレーキ、スマートキーといった装備が自慢。自動遠心クラッチ+4速トランスミッションを組み合わせたエンジンは、のちにダックス125にも展開された。AT限定免許で運転可。

主要諸元■全長1915 全幅720 全高1000 軸距1245 シート高780(各mm) 車重110kg(装備)■空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ 123cc 9.8ps/7500rpm 1.0kg-m/6250rpm 変速機4段リターン(停止時のみロータリー式) 燃料タンク3.1L■タイヤサイズF=70/90-17 R=80/90-17 ●価格:44万円 ●色:暗灰、灰、赤 ●発売日:2023年2月16日

― ホンダ モンキー125

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ホンダ モンキー125

2021年9月に、新エンジンに切り替わるとともに5速トランスミッションを採用して発売された。初代モデルは2018年の登場だが、そこからスタイリングは不変でエンジンの規制対応がメインのモデルチェンジだった。ホンダのクラシックウイングシリーズで唯一マニュアルクラッチを採用し、1人乗り専用設計とされる。前後ディスクブレーキに組み合わされるABSは、フロントだけが作動する1チャンネル仕様だ。価格は他のクラシックウイングシリーズと横並びの44万円。欧州やタイでは2023年9月21日にタータンチェック柄のシートを採用したニューカラーが価格据え置きで登場した。

主要諸元■全長1710 全幅755 全高1030 軸距1145 シート高776(各mm) 車重104kg(装備)■空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ 123cc 9.4ps/6750rpm 1.1kg-m/5500rpm 変速機5段 燃料タンク容量5.6L■タイヤサイズF=120/80-12 R=130/80-12 ●価格:44万円 ●色:赤、黄、黒 ●発売日:2023年9月21日

― ホンダ グロム

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2021年に新型ロングストロークエンジンを搭載してフルモデルチェンジし、5速トランスミッションを採用。2023年には同エンジンのまま最新の令和2年排出ガス規制に適合した。3月14日に発売された2024年モデルは外観デザインを変更し、カワイイ路線からスポーティ路線に。カラーリングは新たに「パールホライゾンホワイト」と「マットガンパウダーブラックメタリック」の2色を設定した。

価格は据え置きで主なスペックも変更なしだが、WMTCモード燃費は従前の66.3km/Lから67.8km/Lになっており、2.2%改善されている。

倒立フロントフォークや前後ディスクブレーキ、LEDヘッドライトなどスポーティな装備は変わらず、デジタルメーターやIMU連動フロントABSといった標準装備も継承している。

主要諸元■全長1760 全幅720 全高1015 軸距1200 シート高761(各mm) 車重103kg(装備)■空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ 123cc 10ps/7250rm 1.1kg-m/6000rpm 変速機5段 燃料タンク容量6L■タイヤサイズF=120/70-12 R=130/70-12 ●価格:39万500円 ●色:白、黒 ●発売日:2024年3月14日

― ホンダ クロスカブ110

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ホンダ クロスカブ110

2022年3月に新型の空冷単気筒エンジンと前後キャストホイールを搭載してモデルチェンジ。スーパーカブ110をベースとしたレトロスタイル+オフロードテイストが可愛いクロスカブ110は、CT125ハンターカブよりもリーズナブルな価格と優しいキャラクターで引き続き定番モデルとして存続する。エンジンは63.1mmのストロークをクラシックウイングシリーズと共通としながら、ボアを50.0→47.0mmへとボアダウンした仕様で、自動遠心クラッチ+4速トランスミッションを採用している。くまモン・バージョンもラインナップ。AT限定免許で運転できるぞ!

主要諸元■全長1935 全幅795 全高1110 軸距1230 シート高784(各mm) 車重107kg(装備)■空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ 109cc 8.0ps/7500rpm 0.90kg-m/5500rpm 変速機4段 燃料タンク容量4.1L■タイヤサイズF=80/90-17 R=80/90-17 ●価格:36万3000円/くまモン=37万4000円 ●色:青、緑、灰/くまモン=黒 ●発売日:2023年12月14日

― スーパーカブ110

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ホンダ スーパーカブ110

クロスカブ110と同時にモデルチェンジされ、新型エンジンや前後キャストホイールも同じく採用。2017年のモデルチェンジで丸型LEDヘッドライトを採用しており、令和の時代でもスーパーカブらしいシルエットは変わることなく継承した。キャストホイールはシングルチャンネルABSを採用するためにフロントブレーキをディスク化したことにともない採用、またビジネスユースで要望が多かったチューブレスタイヤに対応するためでもあった。メーターはクロスカブ110と同様に、ギヤポジションインジケーターと時計も表示する。AT限定免許で運転可。

主要諸元■全長1860 全幅705 全高1040 軸距1205 シート高738(各mm) 車重101kg(装備)■空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ 109cc 8.0ps/7500rpm 0.90kg-m/5500rpm 変速機4段 燃料タンク容量4.1L■タイヤサイズF=70/90-17 R=80/90-17 ●価格:30万2500円 ●色:橙、青、ベージュ、白、緑 ●発売日:2023年12月14日

― ニンジャe-1

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カワサキ ニンジャe-1

ゼロ発進では400cc並みの瞬発力を発揮する、原付二種登録が可能なカワサキ初の電動モーターサイクル。15秒限定でパワーアップ&最高速度アップが可能な『eブースト』を備え、着脱可能なバッテリー2個で満充電の航続距離は公称55kmだ。ライディングモードはECOとROADがあり、歩くような速度で車両を前進/後退できるウォークモードも備える。CEV補助金12万円のほか、東京都在住ならさらに東京都電動バイク普及促進事業補助金46万円が交付されることも話題に。

主要諸元■全長1980 全幅685 全高1105 軸距1370 シート高785(各mm) 車重140kg(装備)■交流同期電動機 定格出力1.33ps 12ps/2600-4000rpm 4.1kg-m/0-1600rpm 変速機なし リチウムイオンバッテリー×2個■タイヤサイズF=100/80-17 R=130/70-17 ●価格:106万7000円 ●色:銀×ライムグリーン ●発売日:2024年1月13日

― Z e-1

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カワサキ Z e-1

ニンジャe-1とともに、ニンジャ400/Z400の車体をベースに開発されたカワサキ初の電動モーターサイクルの一角を担うのがZ e-1だ。車重はニンジャe-1よりも軽い135kgで動力性能は基本的に同じ。静止時/走行時ともに起動可能なeブーストも同様に備えている。車両価格はニンジャe-1よりも5万5000円安いが、得られる補助金は同じ金額に設定されている。

主要諸元■全長1980 全幅730 全高1035 軸距1370 シート高785(各mm) 車重135kg(装備)■交流同期電動機 定格出力1.33ps 12ps/2600-4000rpm 4.1kg-m/0-1600rpm 変速機なし リチウムイオンバッテリー×2個■タイヤサイズF=100/80-17 R=130/70-17 ●価格:101万2000円 ●色:銀×ライムグリーン ●発売日:2024年1月13日

まとめ

原付二種クラスは、普通二輪免許や大型二輪免許保持者のセカンドバイクとして、また気軽にバイクライフを楽しめる“これ1台”として、特にコロナ禍以降に人気絶頂となっている。用途はレジャーや通勤、ツーリングなど幅広く、優れたコスパで長く楽しめるはずだ。高速道路を走れないのは数少ないデメリットだが、それゆえに下道縛りのツーリングなどスパルタンな楽しみ方も提供してくれる。AT小型限定普通二輪免許なら最短2日で取得できるのも追い風だろう。

よくある質問

― 速度はどこまで出していいの?

法定最高速度で走ってOK。一般的には60km/hだが、一部の70km/h道路ではそれが法定最高速度になる。つまり、自動車専用道路や高速道路を除く一般道ではクルマや大型バイクと同じ速度で走っていいので、交通の流れに安心して乗れる。

― ピンクナンバーが嫌なんですが……

原付一種の白ナンバー、原付二種(51~90cc)の黄ナンバーに対し、91~125ccはピンクナンバーになる。黄ナンバーの新車は現在ラインナップがなく、原付二種クラスの新車は自動的にピンクナンバーになるので諦めよう。ただし、一部自治体のご当地ナンバーであれば、同じピンクでもデザインに自然に溶け込んでいるものもある。

― 燃費ってどのくらい?

原付二種クラスは、WMTCモード燃費で40km/L台が普通。スーパーカブ110などは同67.9km/Lを誇り、信号のないエリアのツーリングでは実測でさらに伸ばすことも難しくない。燃料タンク容量は小さくても、航続距離はかなり確保できるので安心だ。

※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。

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