【阪神・岡田監督語録】「引き分け言うても追いつかれてる」 延長戦負けなし、でも厳しく分析
<広・神>阪神・岡田監督(撮影・大森 寛明)
◇セ・リーグ 阪神2―2広島(2024年5月1日 マツダ)
阪神は競り合いに負けない。今季6度目の延長戦でも継投で、広島に得点を許さず、延長成績を2勝4分けと黒星なしを継続した阪神。貯金6でセ・リーグの貯金を阪神としては15年7月以来、9年ぶりに独占した(開幕10試合消化以降)。岡田監督は「引き分け言うても、追いつかれてる。加治屋の四球2つやな」と勝てた試合であると言わんばかりに、厳しく分析した。以下は一問一答。
――最後はお互いリリーフが粘り合い。
「リリーフ?粘ってないやんか。フォアボール2つも出して。あそこだけや」
――引き分けに持ちこんだ。
「引き分けいうても追いつかれてるからな。あっこのフォアボール2つやろ。結局、加治屋の」
――審判の判定も辛かった。
「そらわかれへんよ。そんなのは。そらわかれへん」
――漆原、浜地はこういう展開は初めて。
「漆原なんかな、ランナー出したけどな。一番、お前な、安定して抑えとる」
――今後はいい場面でも。
「そら当然やわな」
――桐敷は追い付かれたが2イニング。
「いやいや、だからフォアボール2つ出すからやん、そんなの。最初から2イニングいかすつもりないよ」
――最後は近本もよく捕った。
「いやいや、前進守備やから、打った瞬間センターフライと思ったけどな」
――時間使ってベンチからも細かく指示を。
「いやだから、なあ、やっぱり余裕がないんやろな、サインが分からへんいうのはな。バッター抑えるだけじゃないからの。いろんなことをチームとして、やらなあかんことがあるわけやから、サインがわからへんいうのはなあ、おーん。バッター抑えるだけじゃないからのう、いろんなことを、チームとしてやらなあかんことがあるわけやから」
――伊藤将は粘ってた。
「いやあもう、球数お前もうなあ、5回で100行くと思ったらやっぱり100行ったよなあ」
――よく1点で。
「そら済んでるほうよ、あれは。もうないやろ(笑い)。(試合が)長くて。まあ明日試合ないからええけど」