【日本ハム】1番起用も不発の大砲候補に新庄剛志監督は「どっしり感がない」
8回、選手交代を告げる新庄剛志監督(カメラ・義村 治子)
◆パ・リーグ オリックス3―1日本ハム(4日・京セラD)
日本ハムは、毎回走者を出しながら3併殺を喫するなど打線がつながらず、連勝を逃した。
カード初戦9連勝を飾った前日から、スタメン野手5人を入れ替えて臨んだが、得点は今季初めて1番で起用した清宮幸太郎内野手の犠飛で奪った5回の1点だけ。その清宮も3回無死一塁で二ゴロ併殺に倒れるなど、他の3打席は凡退した。
試合後、新庄剛志監督は、再三の逸機については「毎回できていたらそれはもう素晴らしいチームだし、それができないのが野球ですからね」と、淡々と振り返ったが、清宮については「どっしり感がない。下半身と上半身が割れていないような打ち方をしていますね」と厳しい評価を下した。
清宮は左足首の負傷で調整が遅れ、4月19日に1軍初昇格。しかし、前日まで8試合に出場して21打数2安打、打率9分5厘と低迷していた。新庄監督は「今の状態なら何番を打たせても一緒かなと。何も考えずにトップで行かせてみようと思った」と、昨年7月15日の西武戦以来の1番起用で刺激を与えようとしたが、不発に終わった。