「琴桜」のサイン頼まれた大関、「琴ノ若」と書く…30日から祖父のしこ名に
朝稽古で、豊昇龍(手前)と相撲を取る琴ノ若
大相撲の春巡業が28日、埼玉県深谷市で最終日を迎えた。夏場所(5月12日初日・両国国技館)から、祖父の元横綱琴桜のしこ名に改名を予定している大関琴ノ若は、朝稽古で大関豊昇龍と11番取った。
大関昇進後初めての巡業を総括し、「色々なタイプとできた」と充実した表情。夏場所へ向け「時間も限られているのでしっかりやりたい」と気を引き締めた。
30日に番付発表を迎えるため、観客の前で現在のしこ名を呼ばれるのは最後の機会となりそう。ファンに琴桜としてのサインを頼まれても断って現在のしこ名を書くなど、「この名前で大関に上がった。愛着がないとは言えない」と名残惜しさも見せた。